どんなリクエストにも 応えてみせる、 それが日ポリ化工のプライド
松本 卓将
introduction
新卒入社した2009年から8年間、製造畑でオーダーメイドの成形型の制作、製品の成形などに従事。単身、中国へ渡り、現地の協力工場にて短期間で大量生産品の型をつくった実績も持ちます。2017年から4年間は、施工現場のことを学ぶために施工管理課に異動。関西、関東で現場経験を積んだのち現職に。現在はオーダーメイドの成形と生産を担当する傍ら、新しい成形方法の開発にも取り組んでいます。
製造部を離れて知った、
日ポリ化工のものづくりの強み
日ポリ化工のものづくりの強みは、スピーディーに大量生産できるプレス成形から、どんなサイズやデザインにも対応できるハンドレイアップ、機能性を向上させるウレタン成形まで、すべて自社で技術を揃えているところだと思います。その3つを掛け合わせることで、これまでになかったユニットバスを生み出したり、外部に発注することなく素早い納品を可能にしています。その対応力の高さを実感したのは、勉強のために工場を離れた施工管理時代。刻一刻と状況が変化する施工現場で、他社では対応できないようなクライアントからの変更オーダーにも応えられる。工場で働く仲間のことを心強いと何度思ったことかわかりません。
より高品質なユニットバスをつくるための
新技術の開発にチャレンジ中
製造部に戻った現在は、オーダーメイドの成形と生産と並行して、新しい成形方法の開発に取り組んでいます。たとえば、真空ポンプを使った成形技術の確立。ハンドレイアップは手作業での成形になるので、どうしても職人一人ひとりの能力に左右される場面が出てしまいます。今取り組んでいるのは、その技術や経験の差を埋めるためのもの。これが実現すれば、ハンドレイアップの生産能力を大幅に向上させられます。また、樹脂を型に注ぎ込んで、そのまま成形させる技術の開発にも挑戦しています。樹脂を注ぐだけなら、人の手が入らないような細かい部分も均一に成形できるので、より意匠性の高いオーダーにも応えられると期待しています。どちらも実用化まではあと少し時間が必要ですが、必ず成功させたいと考えています。
手がけた仕事のすべてが自信作。
いつだって達成感は格別です
入社して十数年、担当してきた仕事はすべて自信作と言えるくらいには、一つひとつのものづくりにこだわってきました。作業者としてはやはり難しいものにトライして、限られた時間の中で満足のいくものができあがったときに大きな達成感を得られます。中国の協力工場に派遣され、現地の責任者とつきっきりでいくつもの成形型をつくったのも、そんな仕事のひとつでした。もちろん、中国語は話せないので、メモ用紙に漢字と絵を書いて意思疎通。ぶつかることもありましたし、何度も途中で帰国しようと思いましたが、やり遂げたときの感慨と、春節で四方八方から打ち上がる花火の美しさは、今でも忘れられません。一緒に取り組んだ責任者も技術者としてとても優秀で、その際に教えてもらったことはずっと財産になっています。ものづくりは難しいし、大変だけれど、まだまだいいものをつくりたいし、技術の向上にも取り組みたい。本当にいい仕事だと思います。
働く仲間の声
「新しい風呂文化を創造する」、それぞれの道でゴールを目指します。