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風呂は、絶対に無くならへん。エンジニアから経営者へ人の豊かさで品質を支えたい。
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- 2019年
代表取締役社長
中塚信二郎
1985年生まれ。中学生のときに阪神大震災を経験し、父(前社長)とともに被災地へ浴槽を運んだ体験が「社会に資するものづくり」の原点となる。大学卒業後、大手鉄鋼メーカーにエンジニアとして入社。ブラジル駐在等を経て、家業である日ポリ化工へ。技術者としての論理的思考と、海外経験で培った「品質」への洞察力を武器に、2022年、代表取締役社長に就任。「グッドメーカーはグッドユーザーであるべき」を掲げ、人事制度改革も自ら推進する。
仕事で社会の役に立つ感動。刻まれた被災地の記憶

中塚の仕事観の原点は、中学1年生のときに経験した阪神大震災にある。眠っている間に、父が運転するトラックに乗せられ、目覚めるとそこは瓦礫の街だった。ヘルメットを被り、仮設住宅へ水を運び入れる手伝いをした記憶が今も鮮明に残っている。
「当時は必死でしたが、後になって『社会の役に立てるって、こういうことか』と実感したんです。特に、浴槽を2つ重ね合わせてタンク状にすることで、被災地に水を配るという父の発想と行動力には、子供ながらに震えるほど感動しました」
幼少期から、ものづくりは当たり前に身近にあった。先代は新しいアイデアを思いつくと、自宅の浴室を実験場代わりにしていたという。「最先端の風呂に裸で触れて育った」中塚が、エンジニアという道を選んだのは、ある種、逃れられない必然だったのかもしれない。
「グッドメーカー」であるために。豊かさを知ることから品質が始まる

新卒で入社した鉄鋼メーカーでのブラジル駐在。中塚がそこで得た確信は、今の経営哲学の柱となっている。
「高品質なものを作るには、作り手自身が『満足のいく体験』を知らなければなりません。『グッドメーカーであるためには、まずグッドユーザーであるべき』なんです。単に高級品を買うという意味ではなく、よく考えられたものに触れ、時間的にも金銭的にも余裕がある状態で、心を研鑽する。その心の余裕がなければ、お客さまの満足を達成するために何が必要か、アンテナを張ることができないと思うんです」
高品質を生み出すスキルは、マニュアルを読めば身につくようなものではない。失敗を繰り返し、時間をかけて体に覚え込ませる、長い時間軸の学習が必要だ。だからこそ、中塚は人事・教育制度を刷新し、「長期雇用」と「豊かな生活」の両立にこだわった。
風呂は、絶対に無くならへん---そうやって、度重なる先代からの勧誘を受けた中塚は、前職から家業である日ポリ化工へと転身することになる。その後、日ポリ化工の経営を引き継いでしばらく経過した後も、どこか、一介の技術者としての側面は色濃く残っていたのかもしれない。そんな中塚に、ある転機が訪れる。
ある製品検査で投げかけられた技術的な難題に対し、エンジニアの視点で「できない理由」を説明し始めた中塚。それを遮るかのように「理屈は分かっている。でも、この場で聞きたいのは『少しでも良くする』という姿勢なんだ」。顧客に諭された一喝も、今の自分なら深く理解できる。正しい理屈の先にある「姿勢」こそが、豊かな経験に裏打ちされた品質の正体なのだ。さらに、それを率いる自身が、社員を信じ、リーダーとして決して逃げないことを求められているということも同時に気付かされた。
「強い工場」がもたらす、社会への貢献と仕事人の誉れ

中塚が情熱を注ぐのは、現場の力を最大化する「強い工場」の構築だ。それは決して魔法ではなく、地道な自己研鑽の積み重ねでしか成し遂げられないと言う。
「自分たちが経済的にも時間的にも豊かになりたければ、自分たちの腕を磨き、強い工場というバックボーンを作らなければなりません。社会の役に立つということも、すべては自分たちの『腕』があってこその話です。製造も設計も営業も、全員がものづくりに関わる力を高める。その研鑽の先にこそ、本当の意味での福利があると考えています」
中塚がプライベートで大切にしている「書店巡り」の習慣も、未知の知見に触れ、自分の「腕」を磨き続けるための儀式だ。多様な個性が集まるBATHVERSEやTHE FLOWなどの「場」も、社員がグッドユーザーとして感性を磨き、新しい価値を共創するために考えられ、用意された。
先代から受け継いだエンジニアのDNAに、人を信じ、チームを育てる経営者としての覚悟を乗せて。中塚は日ポリ化工の仲間と共に、「仕事人としての誉れ」を胸に、まだ見ぬ風呂の未来を、確かな明日へと変えていく。
これから就職する方へ
高品質を作るのは「人」。共に仕事人としての誉れを感じたい。
高品質なものを作るのは、まずは最新の設備でもマニュアルでもなく、そこで働く「人」に他なりません。だからこそ日ポリ化工は、社員一人ひとりが豊かな感性を磨き、クリエイティブに挑戦できる環境づくりに投資しています。私たちが求めているのは、難題を突破する「猛々しさ」と、社会に資する存在であり続ける「ノーブル(高潔)さ」を両立できるプロフェッショナル集団です。特注ユニットバスという高い壁に挑み続ける挑戦を「面白い」と思える人と、次の時代を創っていきたい。一流の現場で、一流の人と触れ合い、自らを磨き続ける。そんな「仕事人としての誉れ」を、私たちは必ず応援します。





