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親子二代で日ポリ化工。知恵と工夫で道を開き、「作る」と「好き」を積み重ねる。
- 製造
- 新卒
- 1996年
製造部 課長
西川
配管のこと、治具のこと、現場で本当に成り立つかどうか。気になったら放っておけない、ものづくり気質の人だ。高校時代に体を壊して部活動を離れたことをきっかけに、夏休みのアルバイトで日ポリ化工の現場へ。図工やものづくりが好きだったこともあり、そのまま現場仕事の面白さにはまり、入社した。以来30年近く、製造、組立、配管、機械修理、簡単な型づくりまで幅広く経験。現在は製造部課長として、ユニットバスの生命線である給排水まわりを担っている。より早く、より均一に、より確実に作業するための道具や装置を自分で考え、現場に落とし込んできた立役者の一人。若い設計者に電話をかけて改善点を伝えることもいとわない。ピアノ、英語、スペイン語もコツコツ続ける、静かな探究心の持ち主である。
高校時代のアルバイトから始まった、ものづくり一筋の道

西川が日ポリ化工と出会ったのは、高校生の頃だった。「夏休みに少し働かせてほしい」と父に頼んだことがきっかけだった。実は西川の父は当時、日ポリ化工の工場で作業長の立場にあり、その父の背中を見ながら現場に入ったことが、今につながっているのだ。
「もともとものを作るのは好きやったし、おもろいなと思って毎年行かせてもろうてました。大学も行ってたんですけど、あるとき友人の死をきっかけに人生を見つめ直して。やっぱり自分の好きなことやるのがええやろと思って、最終的に日ポリに来させてもらったんです」
入社後は父と一緒に動くことも多かったが、やがて担当は分かれ、西川自身は配管の仕事を中心に、機械修理、ユニットバスの組立、簡単な型づくりや開発まで、工場のさまざまな持ち場を経験していくことになる。本人は「薄く広く」と表現するが、決して表面をなぞってきたわけではない。一つひとつの現場で、どうすればうまくいくかを考え、知恵や機転を積み重ね、より良いやり方を残してきた。その経験の深さこそが、今の西川の判断力と現場感覚を支えている。
「後ろに下がられへん製造」が、最後まで踏ん張る

納期が厳しい、仕様が難しい、他社では断られた。そんな案件ほど、製造部が頼られる場面が多くなる。それでも「できません」で終わらせないのが、日ポリ化工の製造だ。西川自身、その文化の中で長く働いてきたからこそ、技術力の高さ以上に“引かない姿勢”が会社の力を支えていると感じている。
「日ポリ化工の製造部っていうのは、『後ろに下がられへん製造』やと思ってます。『なんとかして、なんとかして』って来た時に、『うーん、なんとかするわ』って言うて、ほんまになんとかする。足腰がしっかりしてるというか、踏ん張れる製造ですね。技術的にうちができへんことって、あんまりないんちゃうかなと思います」
その背景には、「困った人を助けることが商売になる」という創業初期からの考え方がある。実際、西川が印象に残っているのも、他では対応できなかった困り事に応えた仕事だ。そうした積み重ねが、日ポリ化工の存在意義を形づくってきたのだ。
「できない」を「できる」に変える。それが製造の役割だと思っている

西川にとって、嫌いな言葉が二つある。「できない」と「間に合わない」だ。これは単なる気合いや精神論ではない。長年、現場の最前線で答えを出し続けてきた人間の、役割意識に近い。
「先代が『できない』って言葉めっちゃ嫌いやったんです。完全にその影響ですね。僕の役割は、できないことをできるようにすることや、と思ってずっと仕事してきました。納期でも間に合わへん言うんやったら、間に合うようにするのが仕事。予算オーバーやったら、その中に入るようにするのが仕事やと」
そのために、西川は常に考えている。体を動かす前に、頭の中でいくつも手を打っておく。難しい依頼が来るほど燃えるという言葉も、大げさではない。
「なんとかするには常に考えとかんと間に合わへん。これがあかんかったらこれでいこか、みたいな二つか三つのパターンは持っとかな話できへんから、何通りも頭の中で考えています。図面の中だけで計算してるやつと、実際に作ったやつは、やっぱりちょっとちゃうぞってことがあるから。お風呂の表に出てくる部品は、あとで交換や修理もできますけど、僕の仕事はお風呂の裏側に来るんで、大変なことになる。だから10年ぐらい経っても大丈夫なような設計にしとかなあかん。そのノウハウが製造に詰まってるんです」
西川がこの仕事にやりがいを感じるのも、知恵を使って答えを出せたときだ。どうすれば早く作れるか、どうすれば安全にできるか、どうすれば品質をぶらさず形にできるか。工場の現場に残る多くの工夫は、その積み重ねの結果でもある。
「やっぱり、ものづくりが好きなんですよ。だから、少々しんどいことがあっても苦にならんし、どうやったらうまくいくかなって考えるのが面白い。うちの会社でよかったと思うのは、自分の好きなことをやれるところですね」
そうした積み重ねの先に、日ポリ化工への信頼も変わってきた。かつては「最後の拠り所」として相談されていた会社が、いまでは「最初から日ポリに任せておけば大丈夫」と言われる存在にもなっている。それは、難しい案件を投げ出さず、最後まで収めてきた長い年月の証でもある。
これから就職する方へ
日ポリ化工は、自由が多くて楽しい会社です。ひとつの仕事だけを黙々とこなすのではなく、忙しい部署を手伝ったり、違う工程に触れたりしながら、少しずつできることを増やしていけます。だからこそ、いろいろなことに興味を持てる人は強いと思います。ものづくりが好きな人にとっては、自分の好きなことを仕事の中で深められる環境ですし、体力や器用さだけで向き不向きが決まる仕事でもありません。柔軟に学びながら、自分の引き出しを増やしていける人に、ぜひ来てほしいと思います。




