東京 タワーマンション
現場に溶け込み、膝を突き合わせて築いた「信頼」の原点。

「私が入社した当時は、現場に赴いて所長や職人さんたちと、夕方の落ち着いた時間にいかに深いコミュニケーションを取れるかが勝負でした」。藤井は、泥臭くも熱かった取引先開拓時代をこう振り返ります。
まだ、日ポリ化工の名が今ほど知られていなかった頃、熾烈な価格競争を突きつけられることも日常でした。藤井が夢見た「タワーマンション全戸を特注メーカーが受注すること」など、周囲からは無謀な挑戦だと思われていたかもしれません。そんななか、藤井が貫いたのは「誰よりも先に現場へ駆けつけ、当事者として寄り添う」こと。
その一歩も引かない姿勢を積み重ねたことが、他社には決して真似できない「日ポリなら任せられる」という強固な信頼の礎となり、唯一無二の個性となりました。
100戸あれば100通りのこだわり。「標準」の定義を書き換える。

現在、タワーマンション案件の最前線に立つのは、藤井の入社1ヶ月後に生まれたという米。高級分譲マンションには、一部屋ごとに異なるお客様のこだわり――ジェットバス、檜の浴槽、特注水栓など――に応えることが求められます。 日ポリ化工にとって、こうした複雑な個別対応は今や「標準」の域にあります。
「数千、数万戸という圧倒的な場数を踏んできたことで、かつては『特別な特注』だった技術が、今では当たり前のノウハウとして蓄積されています。件数を重ねるごとに、私たちの『標準』のレベル自体が引き上がっているんです」と米は語ります。
他社が敬遠する大規模・多品種のタワーマンション案件において、進化し続ける日ポリの対応力は、もはや「他に頼るところがない」と言わしめるほどの領域に達しています。
伝統の「現場主義」と、進化する「教育制度」の融合。

藤井の育成方針は、徹底した現場主義。かつては「まずは一人で行ってこい」と背中を押すことで、米のような自立したエースを育ててきました。しかし現在は、その伝統的な熱量に加え、組織的な教育体制が整えられています。
「昔は『見て盗め』という側面もありましたが、今は違います。新入社員向けの基礎研修はもちろん、定期的な勉強会や、実務と連動した研修制度が充実しており、未経験からでも着実にステップアップできる土壌があります」と藤井は語ります。
個人の感性に頼るだけでなく、組織としてナレッジを共有する。この「現場の経験」と「体系的な教育」の融合が、日ポリ化工の新たな強みとなっています。
逃げない、そして改善し続ける。

分譲マンションは竣工後も、エンドユーザーとの長いお付き合いが続きます。時には厳しいクレームをいただくことや、週末の理事会へ出席することも稀にあります。
「かつて、お客様の切実な声に真摯に向き合う中で、製品の構造そのものを見直したこともあります」と藤井。
現場の声を即座に開発へフィードバックし、すぐさま製品改善に繋げる。自社工場を持っているからこそ、現場から目を逸らさずにアフターフォローを推し進めることで「改善のループ」が回ります。「決して逃げない」その姿勢は、日ポリ化工の品質をさらに進化させ、ブランドを押し上げる強さの源泉となっているのです。
このプロジェクトを通じて

膨大な戸数であっても、一つひとつの住戸には住まう方の生活がある。ロジカルな管理と、一人ひとりに向き合う誠実さの両立を学びました
営業
米

夢だった全戸納入が当たり前になった今、次の目標は『よりコストを抑えながら最高級の意匠を実現する』こと。教育制度を通じて、この挑戦を次代へ繋いでいきたい
営業
藤井





