JWマリオット・ホテル東京

世界を魅了する曲面の美学。
JWマリオット・ホテル東京で挑んだ、
特注ユニットバスの究極。

JWマリオット・ホテル東京

TAKANAWA GATEWAY CITYは、山手線49年ぶりの新駅「高輪ゲートウェイ駅」を中心とした総事業費約6100億円の複合開発プロジェクト。2026年グランドオープンを機に、昼間人口が約10万人の新しい都市空間が誕生するという国内最大級のスケールだ。そのエリアでもひと際注目されるラグジュアリーホテル〈JWマリオット・ホテル東京〉。全200室からなる客室のユニットバスは、日ポリ化工に託されることになった。

チームメンバー

トライアングル型の間取り、湾曲した壁。セオリーを超える発想から始まった。

プロジェクトを開始するや否や、担当営業となった延與の手元に届いたデザインスケッチは、従来のユニットバスの概念を覆すような挑戦の連続を予感させるものであった。

「平面で見ると、おにぎりのような形をしていて、壁が曲面になっている。一般的な四角いバスルームとは一線を画す、非常にユニークな間取りの計画でした」と延與は当時を振り返ります。

デザイナーのこだわりを形にするには、短冊状の石を精密に並べて多角形で円弧を描く必要がありました。1ミリの計算違いが全体の意匠を台無しにする、極限の精度が求められるという現場でした。

図面がない。それでも「経験と準備」で信頼を繋ぎ止める。

プロジェクトは過酷を極めました。毎週行われる定例会議。しかし、あまりに難易度の高い設計に対して、社内の図面作成のスピードが追いつかない時期もありました。

「手元に図面が揃わない中でも、過去の類似案件のデータを引き出し、想定されるリスクや解決策の代替案を提示し続ける。そうした『先行した議論の種』を蒔き続けることで、現場の不安を解消していきました」

「チーム日ポリ」で勝ち取った、世界基準の品質。

延與はこの巨大な壁を、決して一人で乗り越えたわけではありません。

「当初の計画では海外製の浴槽が検討されていましたが、±1%という海外特有の寸法精度の甘さは、求められている精緻な空間には致命的でした。少しの隙間も許されない設計を実現するため、開発部の西岡さんが国内メーカーとタッグを組み、ミリ単位の精度を保証する特注浴槽を一から作り上げたのです」

「曲面の難しい設計は、技術部の椿くんが粘り強く向き合ってくれた。僕がいくら『できます』と言っても、それを形にしてくれる技術部や製造部のプロフェッショナルがいなければ、このプロジェクトは完遂できませんでした」

部署の垣根を超え、一丸となって「見たことのない風呂」を追求する。そのチームワークこそが、日ポリ化工の真の強さであることを証明したのです。

究極の「石」へのこだわり、そして完成へ。

本物志向の「石」を多用したバスルーム。石1枚1枚の寸法を徹底的にチェックし、微細な狂いも許さない。そうして完成したバスルームは、まさに圧巻の美しさでした。

「これまでにも石を多用したラグジュアリーホテルを幾つも経験してきたからこそ、『なんとかなる』と腹を据えて挑めました。完成した空間を見たとき、あらためて日ポリ化工のポテンシャルの高さを確信しましたね」

東京に世界中から訪れるゲストを癒す、究極のバスルーム。延與たちが流した汗と、徹底的な「準備」が、今日も東京の新しいラグジュアリーを支えています。

このプロジェクトを通じて

たとえ図面が揃わない不透明な状況であっても、特注オーダーの現場で培った経験を土台に、クライアントとの対話を絶やさないよう意識し続けました。その粘り強い対話が、結果的に製造や施工との不整合を未然に防ぐ「最良の準備期間」として機能しました。大規模案件を動かす上で不可欠な、営業としての調整力が研ぎ澄まされたと感じています。

営業

延與

求められる意匠のハードルが極めて高く、デザインを妥協せずにいかに製品(ユニットバス)として成立させるかに心血を注いだ案件でした。製造や施工チームと膝を突き合わせて議論を尽くした過程で、難解なオーダーを形にするための「具現化の引き出し」が格段に広がり、技術者としての視座を高めることができました。

企画設計

椿

採用情報

日ポリ化工