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遠くを見つめる開発者。風呂と健康の交差点に立ち、世の中へ貢献したい。
- 開発
- 新卒
- 1999年
開発部 部長
西岡
奈良県出身。1999年に日ポリ化工へ入社し、技術部で施工図作成を担当した後、自ら「基本図」の整備を発案・実行。以降も、ユニットバスの商品開発、海外向け金型設計、温熱研究室での炭酸泉装置開発、品質管理プロジェクト、全社基幹システムの構想づくりまで、手をつけるべきテーマを見極めながら、会社の土台を少しずつ整えてきた。綿密さと鷹揚さの両方を持ち合わせ、できないことを軽々しく口にしない。その静かな推進力で、商品も品質も仕組みも前へ進めていく。前に出たがらないのに、結局いちばん頼られてしまう。現在は開発部長として、日ポリ化工の技術基盤を支える中心人物だ。
「仕組み」で会社を動かす視点は、若手時代から

西岡が入社当時から意識してきたのは、目の前の仕事をこなすことだけではなく、「会社全体のものづくりをどう前に進めるか」という視点だった。配属1年目には、施工図の「基本図」を整備する取り組みを自ら提案し、図面作業の標準化を推進。案件ごとに図面の描き方に「ばらつき」がある状況を見て、共通のベース(土台)を整える必要があると考えたからだった。
その後も、ユニットバス開発や金型設計、温熱研究や炭酸泉装置の開発、さらには型製作におけるNC加工と人の技術を組み合わせる工程づくりなど、製品開発と生産技術の両面から経験を積み重ねてきた。現在では全社の基幹システム構想や技術判断にも関わり、全社の技術領域を束ねるという重責を担っている。
「開発部という部署は、私の中では『技術の何でも屋』なんです。製品開発だけでなく、生産もシステムも同じ。ハードとしての製品だけでなく、会社が継続的に良いものを生み出すための仕組みも含めて、技術的なことがすべて集まってくる部署だと思っています」
製品をつくる技術だけにとどまらず、組織がブレずにものづくりを続けられる仕組みを整える。それこそが開発部の本質であると、西岡は考えている。
世の中をより良くしたい、一人でも多く健康にする

日ポリ化工がやるべきこと、そして、やるべきでないこと。その線引きにおいて、西岡は明確な基準を持っている。それはすなわち、「仕事を通じて、いかに世の中に貢献するか」を常に考え続ける技術者としての誠実さでもある。
「2000年代に、先代(中塚前社長)と一緒に手掛けさせてもらった温熱研究プロジェクトでは、『病を治す』という究極のゴールを掲げ、研究機関や医療機関と連携しながら未知の領域に取り組みました。風呂という専門領域をさらに尖らせ、モノやサービスで社会をより良くする。技術者としての気概の多くは、先代から教わりました」
風呂に入る究極の目的は、健康。その延長線上にある課題解決で、一人でも多くの人を病から救えるかもしれない――。当時の会社は迷わずアクセルを踏んだ。社内に専門の研究者やプログラマーを招き入れ、装置の開発から様々な実証実験に没頭したという。「イノベーションとは、こういう現場から生まれるんだというリアルを肌で知りました」と西岡は振り返る。
法的な複雑さなどに阻まれ、温熱研究プロジェクト自体は数年で解散となったが、そこで得た膨大な知見は「炭酸泉」というプロダクトになって今も息づいている。入浴を通じてより効果的に免疫力を高め、未病につなげる炭酸泉。普及に向けた技術的・コスト的なハードルはあるものの、これがスケールした先にある生活習慣の変化は、多くの人を健康へ導く可能性を秘めている。
「体だけでなく、心の領域まで、現代において『健康』の概念はどんどん広がっています。次に続く世代には、新しい感性やそれぞれの得意なことを持ち込んでもらって、私たちが蒔いてきた『風呂の未来の種』をこれからも具現化していってほしいですね」
日ポリ化工の良さは、上下関係なく「もの」を軸に議論するところ

西岡が語る日ポリ化工の文化には、明確な特徴がある。それは「挑戦そのものを評価する文化」だ。技術開発には失敗がつきものだが、この会社では失敗よりも「挑戦しないこと」のほうが評価を落とす要因になるという。
「技術者として、失敗して怒られたことはほとんど記憶にないですね。それよりも挑戦しないことのほうが評価されない。何かを変えよう、生み出そうとする人のことを、ちゃんと見てくれる文化だと思います」
こうした文化は、日々の議論のあり方にも表れている。役職や年次、声の大きさではなく、「製品の性能や品質」を基準に議論することが当たり前になっている。
「ものづくりの会社なので、ものを介して会話するときは上下関係がなくなります。立場が上だからという理由で結論が決まるのではなく、きちんと性能や品質の事実をを見て議論する。そこは間違いなくこの会社の良さです」
さらに、顧客の要望に、とことん応えるのが日ポリ化工の良さだと西岡は言う。そういう意味では、日ポリ化工の未来において無駄な議論や挑戦、研究開発というものは存在しないのかもしれない。
「自分のやりたいことを、上手に会社の方向性と結びつけることもまた重要なスキルです。苦手なことで頑張ることも時には大事ですが、それぞれが得意なことで、120点、150点を取るほうが間違いなく楽しい。自分の行きたい方向に、会社を巻き込んで欲しいですし、どんどん巻き込まれてくれる会社だと思いますよ」
これから就職する方へ
ものづくりを前にすると、立場や年次はあまり関係なくなります。日ポリ化工では製品の性能や品質を基準に議論する文化があり、若手でも遠慮なく意見を言うことができます。もちろん経験が重要になる場面もありますが、役職や声の大きさではなく、技術や品質を軸に話ができる環境はこの会社の大きな魅力だと思います。ユニットバスを専業で手がけるメーカーは国内でも多くなく、その中で日ポリ化工は独自のコア技術を数多く持っています。ものづくりに興味がある人にとっては、専門性を深く磨きながら挑戦できる環境です。技術で勝負したい人、製品の価値を突き詰めたい人には、ぜひこの会社でその面白さを体感してほしいと思います。





